今回も再び武庫川一文字、通称「ムコイチ」へタチウオを狙って釣行。
○○する為に~ ○○の確認の為に~ 前回○○だったので~ とか特に理由は無し。
ホームエリアでシーズン中に好きな釣りをするだけのこと。
天気予報を見ると雨は降りそうなものの毎時間雨予報が弱くなっていっているのでこれは全く雨にも降られないし風もマシなのでは?と思い行くしか無いと(^^)
ちょっと早めにムコイチ到着
今回の武庫川一文字渡堤にあたって利用した渡船は武庫川渡船さん。
武庫川一文字での営業エリアは2-6番となる。
東から2,3,4,5,6と全長2キロ半ぐらいあるだろうか?
少し前までは西側から釣れるので5-6番のエリアが人気だったがここ数日はどこのエリアを選んでも大差がないようで、人気は散らばっている模様。安全パイを選んで4番あたりで降りる人が多かったように見受けられるが、基本的には2-6まで満遍なくといったイメージ。
今回私は最西エリアの6番のさらに一番西を選択。6番で降りて数百メートル歩く。
ここ数日の釣果を見る限りここまで歩いてくる必要が全くない為、このあたりのエリアはガラガラだ。
なるべく人と離れてひっそりのんびりやりたいので個人的にはこれで良い。
細かい話にはなるが、帰りの渡船が6番から迎えにくるので、6番で最終便まで釣りをする場合は2-6番の中では実釣時間が一番短くなる。
しかも最西まで歩いていっている場合は乗り場まで戻る時間も考えると他の場所よりもトータルで15-20分ぐらいロスすることになる。色々とギャンブル要素が強い。
また、後述するが人の少ないエリアならではのデメリットもある。
武庫川一文字へ早めに到着した理由は
タチウオを釣るだけなら16時頃の便で渡堤すれば良いのだが、今回は14時頃の便で渡堤。
一応理由があり、今日は竿をアーリーではなく違う竿を試してみたかったので早めに渡堤し巻物投げ倒してサゴシの1匹2匹でもキャッチしつつ使い心地をじっくり確認したかった為だ。
今回の組み合わせはSHIMANO エクスセンスS810ML/RにツインパワーXDの組み合わせ。
シーバスロッドにありがちなファーストテーパー調ではなく、乗せ調子になっている仕様が気になり今シーズン用に用意。デビューから年数もそれなりに経っている為、定価から40%オフ前後で購入出来るのも魅力の一つ。笑
エクスセンスS810ML/Rの実力を試すべく巻物投げ倒す
とりあえず定番のメタルバイブから。ここ最近の感じなら2時間もやれば数匹はサゴシキャッチできるんではないかと。
風は南寄りの西風3-4mといった所。私から見て右側&前方から風が吹いている。
横風のせいで大変投げにくいが第一投!
振り抜け軽ぃ~
先日まで使用していたアーリー+に比べると若干細身のためか、ガイドが小さい為か、その両方か、振り抜けがものすごく軽い。
アーリー+の場合は「ぶんっ」って感じの振り抜けだったがエクスセンスS810ML/Rの場合は「びゅんっ」って感じ。
自重自体もそうだけど、バランスのせいか持ち重りも全然しない。
第一印象としては、とにかく疲れなさそうなロッドという印象を受けた。
ただし、ラインキャパがPE1.2が最大ということで、アーリー+に比べるとやや華奢な印象も感じた。
ランカーなスズキにももちろん対応は出来るが、基本的にはバーサタイルに使用して小物~中型クラスを確実に仕留めていくような感じを受ける。
これでブリやサワラはもしかしてちょっと大変かもしれないので、ブリサワラが釣れる釣り場では少し頼りないかもしれない。良い所にフッキングして時間かければ、まぁなんとかなるかもって雰囲気。
とは言え、タチウオ狙う分には全く問題なさそうなので、何回か実釣してみて判断して行きたい。PE1.2が最大設定ということなので、抜き上げ力は5kg程度が目安だろう。
若干の不安はあるものの抜き上げてみなきゃわかんないので今のところは考えないことに。
とにかく振り抜けが軽いのはとてもありがたい。手返しを特に重要視してる私にとってはキャスト回数は生命線とも言えるので、振り抜けが軽いことで体力の温存につながる。
良いことばかりでは無く、若干気になった点もあった。「帯電」である。
↓の時にも起こった、サミングするとリールから静電気が来て痛いやつ
モアザンほどは頻発しなかったもののエクスセンスでも1~2投感じた。
気象条件にもよるだろうけど、やはり高級機はカーボンの含有量(トン数)が高くて帯電しやすいんだろう。気になる部分。。。。。
サミングしなきゃバチっとこないけど、メタルバイブなんかサミング必須だし。。。。
2時間半ほど巻物を投げ倒してサゴシ
2時間半?ぐらいメタルバイブを投げ倒してサゴシ2匹。いつもよりバイトは少なかったもののなんとか2匹確保。
ここ数日はサゴシが波止全体で釣れていたが今日は勢いが弱かった様子。
基本的には時間潰しなので別に釣れなくても構わなかったが、竿の性能を感じたかったので2匹で十分満足。
竿の胴からしっかり曲げられるほどの魚ではなかったが、全く不満を感じさせないやり取りが可能だった。
では、本命の武庫一タチウオを狙いに行く
少し休憩を挟み、17時半頃からタチウオを狙い始めた。
まだ少し時間早いかなー?と思ったが、ここにもガラガラエリアの弊害があり、周りの釣れ出し時間がわかりにくい。
混雑しているエリアなら、周りでタチウオが釣れ始めてからスタートすることが出来るが、人の少ないエリアではサンプルが少ない為、周りに期待できず自分で釣れるかどうか確かめ続ける必要がある・・・。
また、周りで釣れていれば距離やフォールカウント、誘い方など参考に出来るが、周りに人が少ない場合はそれも出来ない為、基本的に何から何まで自分だけで見つけていく必要がある。
メタルバイブから引き釣りのテンヤに付け替え、投げる。
横風強ぇ・・・・
横風が強いとテンヤはアタリが極端にわかりにくくなってしまい、釣果に大変影響するのだ。
案の定横風強風に苦戦しながら1時間程度黙々とテンヤを投げ続ける。
釣れない。横風で上手くいっていないのか?太刀魚自体がいないのか?ちょっとわかりにくい。
しかし今日の私は一味違った。
今シーズンはなかなか本来の調子を戻せず、この時自信も若干失いかけていてブログタイトルは「結果を出すことだけ考える」から「結果を出すことだけ考えたい」に変えようか、むしろブログ爆破してしまおうかぐらいのことを考えていた。
これらのことから、なんでもないド平日に背水の陣ぐらいの覚悟で望んでおり、集中力がいつもの倍ぐらい高まっていた。
そして沈黙のまま武庫川一文字に夜が訪れる
18時台になっても横風は強いもののなぜか異常に高い集中力を出すことができ、横風でもしっかりとテンヤの状態を把握、想像しながら操作することが出来た。自分でもなぜこんなに集中出来たかわからないぐらい。
海中のテンヤの動きが見えてるぐらいの感覚だった。
太刀魚の魚影や活性が高いときなら17時台から釣れ始めるが、18時半前になっても依然として周りではタチウオの姿は確認できない。
ちなみに、この時波止全体では200人以上のタチウオハンター達が一斉にタチウオを狙っている。
時刻は18時半を周り、そろそろか
18時半を周り、まだ高い集中力を持続しながらキャストを繰り返していると待望の1匹目。
周りではまだ上がっていなかったようだが、数分もしないうちにポツポツとタチウオが釣り上げられる姿を確認できるようになった。
久々の自分だけタチウオ爆釣モード!?
19時前になるとタチウオの群れ本隊が到着したのか投げればあたるし、あたれば乗るの超高活性、濃魚影モード。
さらにさきほどまで強かった横風も徐々に弱まってきて、弱い向かい風ぐらいの感じになってきた。
ここからはもう独壇場で、写真を取る暇は1秒もないぐらいに連投連発。
周りはそこまで連発ではないもののポツポツ上がっている様子。
18時45分頃~19時45分までは、もはやタチウオ漁並の作業と化し、1時間で30匹を釣り切った。
それもこれも最初から異常に高いモチベーションと集中力で望めた成果であることは瞭然かもしれない。
1時間で30匹は自分の中でもほとんど最大限出し切ったレベル。これ以上手返しを早くすることはなかなか難しいだろう。
単純に計算しても2分で1匹。その時間にはタチウオの口からテンヤを外してクーラーに入れる作業もあるので、どのぐらいのスピード感で処理していったかは容易に想像できるかと思われる。
20時頃に1匹を追加して、そのあとはアタリがポツポツあるものの拾えず。
21時の最終便で納竿となった。
船着き場まで戻り、釣った数を集計
最終結果、タチウオ31匹とサゴシ2匹!
よくがんばりました!
もちろん釣りながら数えていたわけではなく、途中から数がわからなくなるので釣りきってから船着き場まで帰ってきたところで検量。
タチウオをクーラーから1匹ずつ出して数を数えている間、大勢のギャラリーに囲まれて嬉しいやら恥ずかしいやら。
(個人的には)猛烈な時合だったので、今回は波止全体でえげつない釣果が出てるんだろうなと思いながらやっていたので、船着き場に戻ってきて周りの釣果を聞いてビックリ。
今回は私が竿頭で、2番手が16匹だったとのこと。
ほぼ2倍やん(^_^;)
結果は出せたか?&総括と反省
結果は、出せていると言えるでしょう!200人以上の中で竿頭やからね。
とは言え、手放しで喜んで良いか?と言うとそうではなく
今回は、
- 場所ムラのピークがたまたま私の釣座付近だった
- 人の少ないエリアまで大移動ギャンブルが成功
- 時合に風向きが私好みの風向きに変化
- 時合の際になんらトラブルなく釣りだけに集中できた
などなどの要因が全てプラスに働き、今回の釣果&竿頭につながった。
大事なことは、この釣果に浮かれず、慢心せず、客観的に受け止めることではないだろうか。
今回の釣行で得られた一番の成果は、集中力の重要さ。
多少やり難い状況でも、条件は皆同じと理解し、高い集中力を保つことで釣果につなげることが出来る。
ムラのある性格なことは自覚しているが、ムラを減らし、いつも平常心で集中して望めるよう備えていきたい。
今回の使用タックル
ロッド:SHIMANO エクスセンスS810ML/R
リール:SHIMANO ツインパワーXD 3000XG
道糸:YGK G-soul upgrade X8 1.2号
リーダー:サンライン システムショックリーダー50lb.
テンヤ:DAIWA 快適波止タチウオテンヤ
他にもタチウオ釣りシリーズがあるので興味のある方はどうぞ(^^)