秋も深まりつつあり、ずいぶんと寒くなって来ましたね。
釣りというのはだいたいシーズンになってから準備したのでは遅いことが多々あります。
今回は私のおすすめする真冬の防寒対策の考え方&私の使用している真冬の防寒ウェアなどを紹介します。
時期としてはまだ1~2ヶ月ほど早いのですが、後述する理由などもあり、早めに紹介することとしました。
私がやっている真冬の釣りは防寒対策を完璧にやらないと釣りにならない
まず前提として、真冬に私がどんな釣りをしているかの説明です。
私は真冬の12~3月は9割方、エビ撒き釣りという関西では冬の定番釣りをしています。
活きた小エビを杓で海に撒き、ウキ釣りで魚を釣るという釣法になります。真冬の餌が乏しい時期に活きたエビなんか撒いたら釣れるに決まっているので、関西ではポピュラーな釣法となっています。
この釣りですが、フカセ釣りなどと同じく、自分の目の前に撒き餌をしてポイントを作りますので、一度釣り座を構えたらそこに最初から最後までいることが殆どです。
その為、動きの少ない釣りなので、真冬の北風が強い時期なんかには防寒対策を異様なほど完璧にしておかないと寒さで釣りにならないのであります。
動き回る釣りならば、自身の発熱で多少緩和される部分がありますが、私のやっている釣りの場合はそれはほぼ期待出来ません。
防寒対策は、防寒アイテムにほとんど依存する形となります。
しかもこの釣り、基本的には時合が早朝に訪れるため、1日で一番気温の低い早朝にやることを強いられるのです。
大阪湾と言えども、真冬には氷点下に達することもあります。
真冬の防寒対策にはココに一番金をかけろ
真冬の釣りで一番お金をかける部分と言えば、まずアウターを思い描くかと思いますが、アウターは色んな業界から様々な安くて温かいウェアが発売されているので、批判を恐れずに言うと、
ぶっちゃけそんなに大差ないです。
そりゃ高級ブランドから発売されてる最高級品質のアウターは温かいですよ。でもそんなもん釣りに着ていけないでしょもったいなくて。笑
誤解しないでいただきたいのは、私が言う大差ないっていうのは、釣りに着ていける範囲の価格帯での話です。
10万円超えるような高級品でなくとも、数万円クラスで厚くて軽くて綿か羽がたくさん入ってて、風を通さない材質のものだったらほぼ全部温かいです。布団着てるようなものなので。
釣り行って汚れても構わない、丸洗い可能なやつで気に入ったものを買ってください。
それこそアウトレットモールにでも行ってアウトドアブランドの真冬アウターの型落ちモデル買ってください。十分です。正直調べるまでもありません。
私が辿り着いた真冬の防寒対策の答えは
前述の通り、真冬の時期に全く動かない釣りをやる私がたどり着いた防寒対策の答えは
アンダーウェアです。
アンダーウェアやインナーをどうするかで全く寒さが違ってきます。
ここにお金かけられるかどうかで真冬の釣りを快適に過ごせるかどうかが大きく変わってきます。
ほんとかよ?と思う方は私の釣行ペースをご覧ください。ある程度、説得力の担保になろうかと思います。
こんなペースで真冬も釣りするんです。ガチガチの防寒装備してなきゃこんなペースで釣りなんか出来ません。体調崩しますよ。笑
私がオススメする最強防寒インナーは
SHIMANOから発売されているブレスハイパー超極厚です。
決してSHIMANOの回しモノではありません。笑
釣具は割とSHIMANO贔屓よりの私ですが、SHIMANO贔屓だからと言ってさすがに暑さ寒さまで「SHIMANO使っとけば間違いないだろ」とは思っていません。
思っていませんでしたが、使ってみると良いほうに期待を裏切ってくれた形。
もちろん他社製品も一通り試してます
回し者ではない証明の為に、SHIMANOのブレスハイパー以外にもネットで調べて評判の防寒対策インナーは一通り試しています。
フリーノットのレイヤーテック光電子、ミズノのブレスサーモなど。もちろん各社から発売されている一番厚手のものを比較しましたが、SHIMANOのブレスハイパー超極厚には敵いませんでした。
もちろん登山用ブランドも試しています
そのほか、多数の方が考えるように私も「寒さ対策なら登山系のブランドじゃね?」と考え、登山系のブランドから発売されているインナーも一通り試したつもりではありますが、動く前提だからなのか、イマイチ生地厚が無くて釣りする上では普通に寒いものばかりでした。
ここで私は気付きます。「いや、山登るんじゃなくて釣りするんだから釣りメーカーから出てる防寒着のほうが釣りに向いてるに決まってんだろ」と。
普通にその通りでした。笑
もちろん、極限の寒さは山のほうが寒いでしょうが、そもそも防寒に対する前提の概念が全然違うように思います。
最強の釣り防寒着 SHIMANO ブレスハイパー 超極厚
私が使用しているモデルは上がハイネックの超極厚、下も同じく超極厚のアンダータイツとなっています。
同じ生地厚でアンダータイツも発売されており、こちらも愛用。
これを履くようになってから、真冬用のアウターパンツを履かなくなりました。
着用感は、アイテム名にストレッチと銘打ってあるだけあり、生地厚の割にかなりの伸びもあり釣りをする上では全く気にならない着用感です。
その特徴は?
超極厚はとにかく生地厚がすごいです。その厚さなんと5mm。
これはもう下着ではなく、スウェットなのではないかというレベル。
釣りメーカーから出ているアンダーウェアでは私が知る限り一番厚い。
↑ 説明の通り、フワッフワの起毛でこれでもかってぐらいになってます。
着用感として、この手の素材にありがちなチクチク感はほとんどありません。
このフワフワ起毛がまた温かいんだ。。。。。。
着用感、サイズ感
着用感は上下とも、かなりのストレッチ性で非常によく伸びます。着心地は抜群と言えます。
また、アンダーシャツのほうは着丈がかなり長めに作ってあるので、裾からの冷気を入れないよう裾をズボンにインすることも容易です。この辺はさすが釣り具メーカーならではの気配り。
サイズ感は上下とも、基本的に下着なのでかなり小さめに出来ています。
170cm、65kgぐらいの平均的な男性であればLサイズでややピッタリといった所。
多少大きいサイズを購入してしまっても元々小さいのでさほど問題にはならないかと思います。
逆に多少小さいサイズを買ってしまってもそのストレッチ性から、これも大きく問題にはならないのではないかと思います。
160cm台、50kg台の男性だったらMサイズ
170cm台、60kg台の男性だったらLサイズ
もっと大きな180cm台や、70kg台の男性だったらLLサイズといったサイズ感でしょうか。
もっと大きな男性は、フリーノットのレイヤーテックがもうワンサイズ大きい展開してるのでそちらをご利用ください。ブレスハイパー超極厚が異常なだけで、そっちも普通に温かいですよ。
そう、つまり大事なのは生地の厚さ、起毛。
ここまで読んで、勘の良い方はお気づきかと思いますが、私の考える防寒対策で重要なことはインナー&アンダーウェアの生地厚や起毛にあります。
体温をどれだけ保持、維持できるかは、より肌に近い箇所の衣類が重要です。
アウターをどれだけ良いものを着ていても冷気はあらゆる隙間から入り込み体温を奪います。
この時に上質なインナー&アンダーウェアを着用していることで一番大事な体温を維持できるのです。
また、上記の考え方でいくならば、裏技的な考え方として有効そうなこととして、防寒に優れてそうな裏毛フワフワの超厚手のスウェットを下着として代用するのも一つアリかなと考えていますが、今のところブレスハイパー超極厚で満足してしまっているのでまだ試していません。
誰か試してくれませんか。笑
他におすすめは、ワシオのもちはだ もちジョイ
いくらSHIMANOのブレスハイパーがオススメだと言っても、デメリットはあります。
その価格の高さ。超極厚なら上も下も定価で1万円超えです。下着がですよ。モノが良いのはわかりますが、ちょっと高すぎる。
そこでオススメなのが、兵庫県にある肌着メーカーのワシオから発売されている
もちはだ もちジョイです。
おすすめするんだから私ももちろん購入して試用済みです。笑
コチラも、ブレスハイパー超極厚と同じく、生地厚5mm。
フワフワの柔らかい起毛がとてつもなく温かいです。通常の生活では完全にオーバースペックです。
価格は実勢販売価格で約7,000円前後です。ブレスハイパーよりも約2,000円ほど安く購入できそうです。
起毛技術に優れており、国産なので品質も信用できそうです。
ちなみにこの起毛技術ですが、もともとワシオの特許技術だったようですが、現在は特許が失効しているようで、SHIMANOのブレスハイパーも同じことを謳っているので、同じ技術なのだろうと推測できます。
ちなみに、試用してみた感じではブレスハイパー超極厚と遜色の無い暖かさでしたが、私の洗濯が悪かったのか?ワンサイズ縮んでしまいましたので今は使用していません。
ブレスハイパー超極厚は我が家の乾燥機にぶち込んでも縮まなかったのですが。
絶対に覚えておきたい防寒での注意点
上記に紹介したアンダーウェア達は、”アンダーウェア”であり、”肌着”です。
なので、基本的には地肌の上に着用してください。
着る枚数が多いほうが温かいのでは?と考え、さらに下にタンクトップや薄手のロンTなどを重ねないでください。逆に寒くなります。
重ねるならば上に上に重ねてください。
これは絶対に重要なことなので覚えておいて損はありません(^^)
なんでこの時期に真冬の防寒対策の紹介?
冒頭でお話しましたが、なんでこの時期に?という件を説明しておきます(^^)
釣りというのは、「シーズンになってからでは遅い」にはいくつか解釈があります。
一番あるのは、「人気のルアーなど、シーズンになってからでは売り切れてしまう。」といった理由はありがちですね。
今回この時期に紹介した理由は、
「こういう時期モノはシーズンになってからでは安く買えない可能性が高いから。」です。
今ならこれまでに紹介したモノも型落ちモデルがあり、探せばネットで定価から大幅値引きで購入できるギリギリの時期だと思います。
シーズン中ですらもともと在庫のたくさんあるアイテム郡ではないので、在庫も薄いですが、型落ち在庫は小売り店も早めにさばいてしまいたいのか、結構安売りしていることが多いのでシーズンになってから高い値段で買うよりも、1年落ちのモデルを安く購入したほうがコストパフォーマンス高いのでは?と思い、このタイミングで紹介した次第です(^^)
Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなど大手ショッピングサイトをくまなく探してみてください。今なら高確率で安売りしています。
だいたい、衣類ですからね。型落ちとか言っても、別になんら変わらんです。笑
安売り狙いの型落ちモデルだけでなく、最新モデルでもこういう時期モノに関しては在庫量がどこも潤沢ではないように見受けられるので、シーズンになったら買う予定のモノなどがあれば早めに購入しておくのをオススメします(^^)
これらを着用するようになって真冬の釣りが変わった
SHIMANOブレスハイパー超極厚をはじめ、各社の真冬用アンダーウェアを着用するようになって寒さの感じ方もだいぶ楽になり、より釣りに集中出来るようになりました。
それまで着ていたヒートテックだとか、よくある発熱系素材ってなんだったんだろうな。という感想を抱いたことをよく覚えています。
アウターは高級なものを回避して、そこそこ普通のものにして節約した資金で、これまで紹介したアンダーウェアの購入資金に回していただくことを是非おすすめします(^^)
あと、一点注意がありますが、
これは真冬の最低気温氷点下になろうかっていう日の早朝に動かない釣りする人向けの防寒対策なので、結構動き回る釣りとかではオーバースペックの可能性があり、むしろ暑いかもしれませんのでご注意ください。
以上、私のおすすめする真冬の防寒対策その1でした!
その2は後日公開で、私がやっているそのほかの防寒対策の紹介をします。そちらは特に急いで紹介する必要がないので後日に回したいと思います(^^)
真冬の釣り防寒対策その2も公開しました