先日船タチウオのほうはもうすぐタチウオキングバトルのセミファイナルということであと何回練習できるか?というタイトなスケジュールの中なんとかかんとか練習に時間を費やしたが、波止のほうもいよいよ大詰め。
昨年も出場したタチウオ甲子園波止、個人戦数の部の決勝が控えている。
波止のほうは船に比べれば経験も比較的あるので、是が非でも練習したいというわけではないんやけどやればやっただけ得るものもある。それでなくても今年は例年に比べて波止のタチウオ釣りの回数が少ない。そういった若干の不安があるのでこちらも可能な限り状況を把握しておきたい。
平日でも入場制限がかかる状況
今年は明らかに例年よりもタチウオが釣れていない。にも関わらず午前中は青物好調ということで当然入場制限。午後からも大釣れはないもののタチウオが一応釣れるには釣れるということで入場制限。大盛況中のハイシーズンなムコイチ。
入場制限や釣座のこともあるので少し早めの渡堤。
渡堤後、おなじみの海撮影。
少し前までの水潮が完全に馴染んでにごりを引き起こしている。シンプルに汚い。笑
よくこれで青物やタチウオが釣れるもんだ・・・。
この日は「タチウオを釣るぞ!」という意識を強く持つために引き釣りタックル以外は自重した。ルアーなどを持っていくと目の前でサゴシやハマチが暴れだすとムラムラしてしまうからだ。
なので恐らくタチウオが釣れなさそうな時間からテンヤを投入。
予想通り1時間以上何も起きない時間が続いた。
夕暮れに近づいてきた16時前。1匹目。
同じようなタナを狙っていると・・・・グチ。今シーズンはなぜかグチがたまに混じる。
やってる人がほとんどいないだけで実はグチの当たり年な気がしている・・・。
そこからはまた小一時間ほどアタリが遠のいてしまい、、、
ようやくあたったと思ったら、、、また混じる外道・・・・。
今シーズン初。「時合」
時刻は17時になろうとしている。
ここ数日の釣果情報を見る限りでは16時台にはそこそこ釣れるらしいとのことだったが・・・。
「これはもしや今日はダメな日なのか・・・?」と一瞬嫌な予感がしたが・・・
17時を過ぎて急に活性が高まって連発モードに。
明るいが表層で十分アタリが出てくる。
正直写真を撮る時間が惜しいぐらいの時合の強さ。
というか写真撮ってるヒマあったら次の一投すれば良いのにとか後でいつも思うんだけどブログとの兼ね合いもあるのである程度しょうがない。笑
今シーズン、ムコイチでは初めてと言えるほどの強さを感じた。
ここで何匹多く獲れるか?で最終釣果は大きく変わりそう。
上層~表層で何度もバイトがあり、久々に波止のタチウオ釣りをしている気分になれた。
が・・・。
強さはあったものの・・・時間は短く、、、
あっという間に日が暮れて・・・。
納竿・・・。
なかなかの時合だったけど、時間は短かったなぁ。
釣果は25匹。
日が暮れるのとともにサイズもダウン。明るいうちのほうがサイズは大きいものが混じった。
抜き上げポロリやバラシ、抜き上げすぎて放り投げなどミスも多い日だった。
ただ、なんというか、微妙に微妙ぉーにだけど戦い方が見えた気がした。
決勝戦前、最後の練習。
前回の釣行では今シーズン初めての時合らしきものを感じた。
ただ勢いは全く続かず短時間で終了。
水質が明らかにかわったことを受けてパターンが変化したか?これから良くなるのか悪くなるのか?状況は徐々に変わっているようだ。
本当は決勝戦の前日にでも練習したかったのだけどなかなかそうもいかない事情もあり、この日を決勝戦前の最後の練習とした。
この日もルアーなどは持ち込まず、テンヤのタックルのみで渡堤。
渡堤すると晴れ渡った快晴の海と、まぁまぁ強風のムコイチ。
これだけ北風が吹けば・・・もう少しキレーな海になってもよさそうなものだけど・・・いまだに尼崎カラーなムコイチの海。
水温全然下がってないんだなこれ。
張り切って15時頃からテンヤを投げ倒していたものの・・・
全然あたらねぇ・・・・。
ベタベタの底でなんかあたったと思ったらまたコイツ。
こんなにしょっちゅう釣れるコやったっけな・・・コイツ・・・。
「次の一投で釣れる」という気持ちが大事なのだ
「あ~、、、16時台には釣れ始めるかなぁと思ってたけどなぁ。17時ならんと釣れへんかなぁ。」と半ば諦め気味になっていた時、ふと思い出した。
「次の一投で釣れる」という気持ちでやりましょう。みたいなことを以前、ブログで書いたことがあるような気がするなぁ。。。と思い出して
次の一投で釣れますよーに!!
1匹目。
いやぁ、願いは通じるんやな。まぁまぁグッドサイズの1匹目。
何投かあとに2匹目。
2匹とも結構近くであたったが遠くから追いかけてきてるのかそもそも手前にいるのか再現性に乏しくてよくわからない。
そしてこの日、最高に厄介だったのが防波堤際に居座り続けるちょっとしたウネリ。
ウネリの幅がテンヤフルキャストでちょうど越えるか越えないかという絶妙な位置で分布していて着底するまで40秒かかる投入もあれば、25秒程度で着底してしまう投入もあり、この日の微妙な横風と相まって、「潮がどの程度動いているのか全くわからない」状況。
引いてきたら引いてきたでテンヤがものすごく重い層とスカスカな層が何層かに連なっているようで「今自分がどの層を引いてきているのか?」もめちゃくちゃわかりにくい。
そんな状況ではあるものの17時を過ぎる頃にはいつも通りそれなりに釣果が集中する時間帯も。
が、前回ほどの強さは感じず、そこまで連発モードでもない。前述のウネリが居座っているせいでタナを見つけにくいのもありそう。
真っ暗になってからポツポツ拾える楽しい日
波止からのタチウオ釣りなんていうのは数だそうと思ったら基本的に時合でどれだけ釣るか?時合がどれだけ続くか?だけにかかっている。
そして人より数を出そうと思ったら時合で釣り負けない+時合が終わったあとに丁寧に拾い続けるのが最大のポイントとなる。
今シーズンもちろん毎回毎回時合らしき時間が終わったあとにも丁寧に丁寧に拾おうとしているけどあまりの魚影の薄さで全く拾えないでいた。今シーズンのハズレ年感を一番実感する瞬間。
例年であれば口は使わないものの数だけは居残るのでなんとかかんとかポツポツと拾えるのに今年に限って言えば全然拾えない。恐らく全然居ないからだ。
が、この日は違った。
さすがに例年よりは拾えないものの、例年以上の丁寧さでしっかりとテンヤを操作することで微妙に、微妙にではあるが拾える。
アタリは極小さい。この日は北東気味の強風だった為、アタリも捉え辛い。
「正直、小アジかなんかのほうがよっぽど大きなアタリでるわ」と思いつつ穂先に全神経を集中しながら近い距離、遠い距離、ベタ底から表層まで何度も何度も丁寧に探り続けることでアタリを拾うことが出来る。
真っ暗になってからこんなに拾えたのホント今シーズン初めて。
活性は相変わらずクソみてーな状況なものの、魚影は少しだけ濃くなってる・・・?
この日の最終便は強風の為20時まで。19時過ぎの1匹を最後にアタリは遠のいた。
魚影少し濃くなった?武庫川一文字最終釣果
微妙にテンションが上がってしまっていたので集合写真を撮り忘れてしまったが最終釣果は前回と同じく25匹。ただし今回はミスがほとんどなかったし、アタリに対してのフッキング率も非常に高かった。勝手に針かかりしてくれるひったくり系のアタリも何度かありラッキー要素も多めということでなぜかぶっちぎりの竿頭になってしまった。
この日の釣果はマジでたまたま。ミスの少なさ+ラッキー多めが重なった。
ただ、真っ暗になってからいくらか拾えたのは収穫で、得るものとしては小さくない気はする。
あとはもう決勝戦当日の状況がどうなるか。
この日のやり方が通用すればワンチャンスありそうだが、全く普段通りのような状況であれば厳しい戦いになりそうだ。
今回の使用タックル
ロッド:DAIWA モアザンエキスパート87ML
リール:SHIMANO 18ステラC3000XG
道糸:8本撚PE1.5号
リーダー:ナイロンリーダー 70lb.
テンヤ:タチウオ釣り用テンヤ 4号
他にもタチウオ釣りシリーズがあるので興味のある方はどうぞ(^^)